CHATGPT ADS GUIDE 24 / 表示形式・最新動向

2026年9月最新版

ChatGPT広告の表示形式と最新動向|商品フィード広告・Sponsored Agentsの提供状況

ChatGPT広告の表示形式を、今使える通常広告・商品フィード広告と、限定テスト中のSponsored Agentsに分けて整理します。

仕様と発表はOpenAIの公式情報で確認しています。提供段階の分け方と読み方は株式会社Ikigaiの見解です。

この記事の要点

  1. 今使える表示形式は、回答の下に出る通常の広告と、商品カタログから作る商品フィード広告(ベータ)です。 企業のAIと会話できる「Sponsored Agents」は、選ばれた広告主だけの限定テストで、早期アクセスの申し込みも受け付けていません。
  2. 海外では提供地域が急速に広がっています。 提供国は、8月31日の発表時点の40か国超から、9月23日の発表では60か国超に増えています(東南アジア・台湾の7市場を含む)。
  3. 発表は「提供中」「ベータ」「限定アルファ」「順次展開」に分けて読みます。 発表されたことと、自社のアカウントで今使えることは別です。

読んでほしい人:ChatGPT広告の最新の動きを追い、自社の計画にどう反映するかを判断したい広告担当者・マーケティング責任者。
この記事で扱わないこと:日本での提供の経緯と利用条件は日本で出稿できるかの記事、広告の基本的な仕組みはChatGPT広告とはの記事で扱います。

今使える表示形式

通常の広告

広告は、ChatGPTの回答の下に表示されます。スポンサーであることが明示され、回答とは見た目で分けられています。1つの広告は、広告主名・ロゴ・タイトル・説明文・正方形の画像・LPで構成されます(各要素の書き方は広告文・画像・LPの記事で扱っています)。

2026年9月25日時点の公式の基本説明では、広告の要素は画像1点で、動画の形式は案内されていません。利用者向けの説明によると、関連する会話では回答の下に1つ以上の広告枠が表示されることがあり、1つの枠に1社の複数の商品、または複数の広告主の広告が並ぶこともあります。長い会話では、会話全体の文脈と使い勝手も考慮されます。

商品フィード広告(ベータ)

ECなどの小売の広告主は、商品カタログ(フィード)を登録し、そこから広告を作れます。商品画像・タイトル・評価・価格・セール価格・ブランドを表示する、商品向けの形式です。ヘルプセンターはベータ期間中と記載しています。OpenAIは、商品フィードから作った広告が「これまでのプログラムで最も成果の良い広告の1つ」だと説明していますが、数値の基準は示していません。

新しい商品フィードキャンペーンは、配信地域を国単位でしか指定できません。詳しくはEC事例の記事とShopifyの記事で扱っています。

広告が表示されない場所

一時チャットとChatGPT Atlas(テスト期間中)には表示されず、ログアウト状態では全年齢向けの広告だけが表示されます。個人の健康・メンタルヘルス・政治などの会話にも広告は置かれません。誰に表示されるかは表示対象とプライバシーの記事で扱います。

利用者は広告についてChatGPTに質問できる

利用者は、広告のメニューから「Ask ChatGPT」を選ぶと、その広告をChatGPTに共有して質問できます。初期状態では、ChatGPTは利用者に表示された広告を見ていません。共有された広告についてのChatGPTの回答にも、広告主は影響を与えられないと説明されています。

広告文とLPの内容は、利用者がChatGPTに確かめる前提で、正確に書く必要があるということです(当社の見解)。

限定テスト中の形式:Sponsored Agents

2026年9月16日、OpenAIは「Sponsored Agents」のテストを発表しました。

  • 利用者が広告から(発表では「広告をクリックした後に」とも説明)、企業がスポンサーするAIのエージェントと、明示されたラベルの付いた会話を始められる
  • 利用者は自分にとって大事な点を説明し、質問を重ね、準備ができたら企業のサイトへ進める
  • エージェントとの会話は、ChatGPTの独立した回答とも、元の会話とも分けられている

提供状況は次のとおりです。

情報源

記載

9月16日の発表

米国の一部の広告主とテスト中

ヘルプセンター

選ばれた広告主だけの限定アルファテスト。早期アクセスの申し込みは現在受け付けていない

ヘルプセンターは、「自社のキャンペーンで使えなくても、ChatGPT上でSponsored Agentsを見かけることがある」とも書いています。見かけたことは、自社で使えることを意味しません。 日本の広告主が今の計画に組み込める段階ではないと当社は考えています。

提供段階で読み分ける

図1:主な機能の提供段階(2026年9月25日時点)。OpenAIの公式発表とヘルプセンターをもとに当社作成。自社のアカウントで使えるかは管理画面で確認が必要です。
図1:主な機能の提供段階(2026年9月25日時点)。OpenAIの公式発表とヘルプセンターをもとに当社作成。自社のアカウントで使えるかは管理画面で確認が必要です。

機能

段階

公式の記載

日本の広告主が確認すること

通常の広告(表示課金・クリック課金)

提供中

Ads Manager自体はベータ

―

成果の最適化(クリック課金)

提供中

標準イベント1つで最適化

標準イベントの計測が必要

自動入札「成果を最大化」

提供中

対象の新規広告グループで既定

目標単価の保証はない

HubSpot連携

提供中

ChatGPT広告の提供地域で利用可能

組織の承認(HubSpotの記事)

商品フィード広告

ベータ

ベータ期間中と記載。Ads Managerで作成可

配信地域は国単位

成果の最適化(表示課金)

ベータ

「ベータ、提供を急速に拡大中」

自社アカウントで選べるか

AIによる広告文・画像の提案

順次展開(発表のみ)

9月16日に順次提供と発表。ヘルプセンターには未記載(既存の「下書きの提案」はAI生成ではないと明記)

自社アカウントでの提供状況

会話に合わせた広告文の自動調整・翻訳

順次展開(発表のみ)

9月16日に発表、任意で有効化

日本語での表現の確認

ChatGPTから広告を作る・分析する(Ads Managerプラグイン)

順次展開

9月16日に順次提供と発表。ヘルプセンターにも、対象の事業者がChatGPTからアカウント開設を始め、キャンペーンや成果を扱えると記載(使える操作とアクセスは環境で異なる)

自社アカウントでの提供状況と操作の範囲(一括入稿とAPIの記事)

Shopifyアプリ

順次展開(発表のみ)

米国から開始。9月23日から提供市場へ展開する予定と発表(実施は未確認)

日本のストアでの動作

Sponsored Agents

限定アルファ

選ばれた広告主のみ。申し込み受付なし

―

2026年8月末以降の主な発表

日本での提供までの経緯は日本の記事にまとめているため、ここでは8月末以降の主な発表を扱います。

日付

発表・更新

読み取れること

2026年8月31日

開始から200日未満で年換算の売上規模が10億ドルに到達。数万の広告主が利用。40か国超で提供。インド・欧州・中東・北アフリカでAds Managerのセルフサーブを開始

5月のAds Manager開始以降、中小企業が相当な割合を占めるようになったと説明

2026年9月16日

Sponsored Agentsのテスト、AIの作成支援、Ads Managerプラグイン、HubSpot・Shopifyとの連携を発表

限定テストと、提供を始めた機能が混在

2026年9月23日

インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム・台湾で順次展開を開始。提供国は60か国超と発表

アジア太平洋では、豪州・NZ・日本・韓国・インドに続く展開

2026年9月25日時点

成果最適化の専用ヘルプが、表示課金を「ベータ、提供を急速に拡大中」と記載

9月21日に当社が保存した同じページの本文には、この記載はなかった(本文の比較で確認)

9月23日の発表では、代理店パートナーとして大手の広告会社グループ5社が挙げられ、OpenAIの広告チーム・代理店・技術パートナーを通じた出稿と、対象事業者のセルフサーブの両方が案内されています。同じ発表には東南アジアのEC事業者による協業のコメントもありますが、成果の数値は含まれていません。

OpenAIは、今後数か月で新しい市場への展開、新しい形式、最適化の機能、計測の仕組みを広げていくとしています。

動きの速い媒体での情報の読み方(当社の提案)

  1. 発表日と、自社で使える日を分ける。 「米国の一部で」「順次」「ベータ」「限定」の言葉を読み落とさない
  2. ヘルプセンターの記載を優先する。 発表記事より、ヘルプセンターの方が提供条件を細かく書いていることが多い。ただし更新日の表示だけでは本文が変わったか分からない
  3. 管理画面で確かめる。 最終的に自社で使えるかは、自社の広告アカウントの画面で確認する
  4. 限定テストを計画の前提にしない。 使えるようになったら試す候補として記録しておく

この記事で分からないこと

  • Sponsored Agentsがいつ、どの国で広く使えるようになるか。 公式は「準備ができたら詳細を案内する」としています
  • AIの作成支援やプラグインが、日本の広告アカウントでいつ使えるか。 発表は確認できていますが、個別アカウントでの提供状況は未確認です
  • 海外の売上規模や広告主数のうち、日本がどれくらいを占めるか。 国別の内訳は公表されていません

最新情報を確認するチェックリスト

  • [ ] 発表の中の「一部」「テスト」「ベータ」「順次」の言葉を確認した
  • [ ] 同じ機能のヘルプセンターの記載を読んだ
  • [ ] 自社の広告アカウントの画面で選べるかを確認した
  • [ ] 限定テストの機能を、今期の計画の前提にしていない
  • [ ] 確認した日付と情報源を記録した

よくある質問

Q. Sponsored Agentsを試すにはどうすればよいですか。 ヘルプセンターによると、現在は選ばれた広告主だけの限定アルファテストで、早期アクセスの申し込みも受け付けていません。提供が広がるときに案内すると書かれています。

Q. 商品フィード広告は日本でも使えますか。 商品フィードのキャンペーンはAds Managerで作成できると案内されています(ヘルプセンターはベータ期間中と記載)。ただし新しい商品フィードキャンペーンは国単位でしか配信地域を指定できません。自社のアカウントで作成できるかは管理画面で確認してください。

Q. 動画広告はありますか。 2026年9月25日時点の公式の基本説明では、広告の要素は画像1点で、動画の形式は案内されていません。ポリシーは「画像や動画」を含むすべての素材に適用されると書いていますが、今後の形式は発表されていません。

Q. 東南アジアや台湾へ広告を出せますか。 9月23日から7市場で順次展開が始まりました。ただし、新しく作ったセルフサーブのアカウントは、最初はアカウントの国(ホーム国)でしか配信できない場合があります。海外へ配信する前に、自社アカウントの状態を確認してください(詳しくはターゲティングの記事)。

Q. 表示課金の成果最適化(oCPM)は使えますか。 アカウントによります。2026年9月25日時点で、成果最適化の専用ヘルプは表示課金を「ベータ、提供を急速に拡大中」としています(キャンペーン作成のヘルプには、ベータの記載なく選択肢として書かれています)。クリック課金の成果最適化キャンペーンから移る場合は、キャンペーンを複製して表示課金を選ぶ方法が案内されています。自社アカウントで選べるかを確認してください。

まとめ

  • 今使える形式は、回答の下の通常の広告と、商品フィード広告(ベータ)。動画の形式は案内されていない
  • Sponsored Agentsは限定アルファで、申し込みの受付もない
  • 提供国は、8月31日の発表時点で40か国超、9月23日の発表で60か国超
  • 発表は「提供中・ベータ・限定アルファ・順次展開」に分け、自社の管理画面で確かめる

新しい機能や海外展開の動きを、自社の計画にどう反映するか整理したい場合は20分の無料相談をご利用ください。

出典

いずれも2026年9月25日に本文を確認しています。

変更履歴

日付

内容

2026年9月25日

初版。公式発表3本とヘルプセンター8本を本文確認

次回確認予定:2026年9月28日。 Sponsored Agentsと新しい形式、提供国の更新を確認します。

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