CHATGPT ADS GUIDE 15 / 広告文・LP

2026年9月最新版

ChatGPT広告の広告文・画像・LPの作り方|相談場面から設計する

ChatGPT広告の広告文・画像・LPは、利用者がどんな相談の途中で広告を見るかから設計します。公式の作成ガイド、タイトル・説明文の文字数の目安、画像の仕様、LPの条件を整理し、書類別・用途別のページへ送った海外事例の数字を、読み方の注意とあわせて紹介します。

掲載事例は他社の公開情報に基づくもので、当社の運用実績ではありません。事例からの示唆・検証案は、株式会社Ikigaiの見解です。

この記事の要点

  1. 起点は「どんな相談の途中で広告を見るか」です。 1つの広告グループを1つの相談場面に絞り、ヒント・広告文・画像・LPを同じ答えにそろえます。
  2. 広告文は、何が・誰に・いつ役立つかを具体的に書きます。 公式は、同じテーマで角度の違う広告を複数用意することを勧めています。
  3. LPはトップページではなく、相談内容に最も近いページへ送ります。 公開事例では、書類ごと・用途ごとのページへ送る設計が報告されています。ただし画像やLPの効果は、配信量や比較条件がそろわないと断定できません。

読んでほしい人:ChatGPT広告の入稿準備をしている広告担当者・制作担当者。
この記事で扱わないこと:コンテキストヒントの書き方そのものはコンテキストヒントの作り方、審査の基準は審査の記事で扱います。

ChatGPT広告に表示される要素

ChatGPT広告は、回答の下に「スポンサー」と分かる形で表示されます。1つの広告は次の要素で構成されます。

要素

何を書くか・用意するか

注意点

広告主名・ロゴ

管理画面の設定で登録した名前とロゴ

未設定だと配信されない。LPや会社名とずれると不信感につながる

タイトル

何を提供するか、なぜ役立つか

推奨16〜24文字(上限50文字)。日本語は全角16文字前後で省略される(当社がプレビューで確認)。抽象的な宣伝文句より情報を優先

説明文

タイトルに無い情報を足す

推奨32〜48文字(上限100文字)。タイトルの言い換えにしない

画像

広告の内容を補う、単純で関連のある画像

PNGまたはJPG、正方形、1200×1200以下。公開URLで画像が直接開けること

LP

相談内容に最も近いページ

OpenAIのクローラーが読めること。UTMを付けられる

公式の作成ガイドは、ChatGPT広告は「キーワードに広告を合わせる媒体とは違う作り方が必要」と書いています。広告の選択には、会話の文脈と意図に加えて、LP・タイトル・説明文・ヒントが使われます。広告文とLPは、配信先を決める材料にもなるということです。

設計の起点:相談場面を1つ選ぶ

最初に決めるのは、広告文ではなく「どんな相談の途中で、この広告を見てほしいか」です。そこから、ヒント・広告文・画像・LPを一本の線でつなぎます。

図1:相談場面から広告文・画像・LPまでをそろえる。OpenAIの作成ガイドと公開事例をもとに当社作成。
図1:相談場面から広告文・画像・LPまでをそろえる。OpenAIの作成ガイドと公開事例をもとに当社作成。

例として、社会人向けのオンライン英会話で考えます(当社の作例で、実在の事例ではありません)。

項目

作例

相談場面

仕事で英語の会議が増え、平日の夜に続けられる学習方法を探している

ヒント

平日夜や早朝に25分から受けられる、会議や商談に向けたビジネス英会話

タイトル

会議の英語を平日夜の25分で練習

説明文

商談・会議の場面別レッスン。無料体験は予約から最短当日に受講できます

画像

仕事終わりにノートPCでレッスンを受けている場面

LP

ビジネス英会話コースのページ(料金・時間帯・無料体験の予約が1画面目にある)

計測する行動

無料体験の予約完了

同じスクールでも「子どもの英語」「旅行前の英会話」は別の相談場面なので、広告グループを分けます(分け方はコンテキストヒントの作り方で扱っています)。

広告文:具体的な便益を、角度を変えて複数書く

公式の推奨

作成ガイドは、次の点を挙げています。

  • 何を提供するか、誰のためか、いつ役立つかが分かる、具体的で便益のある文にする
  • 1つの商品・テーマについて、タイトルと説明文の組み合わせを複数用意する。同じメッセージの繰り返しではなく、角度を変える
  • 役に立つこと、正確であることを優先する
  • 説明文はタイトルを補い、便益・機能・使いみちを足す

量と多様性を勧める理由として、公式は「広告が関連しうる機会をシステムが見つけやすくなる」と説明しています。

角度の出し方(当社の整理)

角度

作例(オンライン英会話)

解決する課題

会議で言いたいことが出てこない人へ

条件・価格

平日夜25分から。無料体験あり

対象者

英語の会議が増えた営業・エンジニア向け

手順・時間

予約から最短当日に体験レッスン

比較の軸

場面別の教材で、会議・商談を練習

公開事例から分かること

  • 開発者向けAPI企業Qは、ChatGPT広告用に、開発者が実際に尋ねている「アプリにチャットやビデオ通話を足すには」という問いに寄せた、短い会話調の広告文を試したと説明しています。「作り始める」という次の一歩を示す文です(出典を確認(開発者向けAPI企業Qの事例))
  • フォーム作成SaaS ACは、広告クリエイティブを増やして改善する取り組みでCTRが65%改善したと報告しています。比較の基準と期間は公表されていません。同社は4月の開始以降、100回を超える最適化を重ねたと説明しています(出典を確認(フォーム作成SaaS ACの事例))
  • B2B支援会社Aの自社テストでは、見出しの冒頭にブランド名を置いた広告のCTRが1.1%、置かない広告が1.0%でした。差は小さく、配信量も違うため、ブランド名を先頭に置くべきという結論にはなりません(出典を確認(B2B支援会社Aの配信テスト))

表示される文字数

公式の推奨は、タイトルが16〜24文字(上限50文字)、説明文が32〜48文字(上限100文字)です。ただし、当社が2026年9月19日にAds Managerのプレビューで確認した範囲では、日本語のタイトルは全角16文字程度を超えると末尾が省略され、説明文は2行程度で切れました。表示幅は配置や端末で変わり得るため、入稿時にプレビューで確認してください。英語の「ChatGPT」のような半角文字も幅を使います。

画像:単純で、文面と合っていること

公式の推奨は「単純で関連のある画像」「抽象的すぎる・ごちゃごちゃした画像を避ける」「タイトルや説明文と合わせる」です。

画像の差がどれほど結果を変えるかについては、次の報告があります。

ドイツの広告支援会社Tは、自社の集客で3本の広告を配信し、CTRが最高3.39%・最低0.75%に分かれたと報告しています。同社によると、3本は文面が同じで画像だけが違いました。CPCは€0.80〜1.53でした(出典を確認(広告支援会社Tの自社テスト))。

ただし、この数字から「画像を変えればCTRが4倍以上になる」とは言えません。

  • 配信開始後の数日の結果で、表示回数が大きく偏っている。掲載された管理画面の表では、CTRが最も高い広告に表示の約8割(7,973回・270クリック)が集まり、最も低い広告は1,462回・11クリックでした
  • 表の合計は299クリック・10,178表示で、CTRの平均2.94%と一致します。一方、同社が報告する3件の成果は表に載っていません
  • 同社は広告制作ツールも提供しており、画像の重要性を強調しやすい立場にある点にも注意が必要です

B2B支援会社Aの自社テストでも、業種に合わせた画像のCTRが1.2%、生活場面の写真が1.1%、汎用のグラフィックが0.9%でした。こちらも配信量が違い、比較試験として設計されたものではありません。

どちらも比較試験ではありませんが、画像を1枚だけにすると、何が効いたかを後から判断できません。当社は、画像を最初から2〜3枚用意し、同じ広告グループで比べられるようにすることを勧めています。

画像では次を避けます。

  • ChatGPTの回答画面に見えるデザイン(ポリシーで禁止されている「画面の模倣」に当たるおそれ)
  • 第三者のロゴや、許諾のない人物・商標
  • 小さな文字をたくさん入れた画像(正方形の小さな枠で読めなくなる)

LP:相談内容に最も近いページへ

公式の推奨

  • 汎用のトップページではなく、商品ページ・カテゴリページ・コンテンツページなど、最も関連の深いページへ送る
  • 広告からLPまでのつながりを明確にし、行動までの道筋を途切れさせない
  • UTMなどの計測パラメーターを広告ごとのURLに付けられる
  • リンク切れがなく、OAI-AdsBot(審査に必須)をブロックしない。OAI-SearchBotの許可も推奨

公開事例:書類別・用途別のページへ送る

オンライン法務書類サービスR(米国)は、法律サービス全般を訴求するより、利用者が必要としていそうな書類1つに絞った広告が最も強かったと説明しています。委任状の広告は委任状のページへ、不動産譲渡の書類の広告はその書類の作成画面へ送りました。

同社の報告では、2026年7月1日〜8月23日のChatGPT広告経由の訪問者のうち、約40%が到着直後に書類作成を始め、約8%が書類を最後まで完成させました(社内の分析基盤、ラストクリック)。書類の完成は購入完了とは別で、広告費・訪問者数・購入件数は公表されていません。また、同社は米国の事業者で、法律サービスの広告は米国外では現在認められていません(出典を確認(オンライン法務書類サービスRの事例))。

フォーム作成SaaS ACは、用途別キャンペーンのLPを最適化して登録率が2.5倍になったと報告しています。比較の基準と期間は公表されていません(出典を確認)。

ドイツの太陽光・電力サービスXは、「どの業者に頼むか」「自分の建物で採算が合うか」「法制度を理解したい」の3つの相談場面を分けて配信しました。採算の場面には「建物ごとの効果を1分で試算できる」と案内する広告を出し、この場面は表示の機会こそ少なかったものの、クリックされる割合が最も高く、3つの場面の中で最も安く配信できたと運用した代理店は報告しています(何の単価かは明記されておらず、成果1件あたりの単価ではありません)。一方、法制度の場面では広告は表示されても反応がほとんどなかったと説明しています。数値は相対比較のみで、件数・費用は非開示です(出典を確認(太陽光・電力サービスXの事例))。

これらは広告主・運用者の自己報告で、LPを変えたことだけが結果の原因とは限りません。当社が参考にしているのは、相談の内容とLPで最初にできることを合わせるという設計の考え方です。

LPで確認すること

  • 広告で約束したこと(価格、時間、対象者、無料体験など)が1画面目で分かるか
  • 相談の段階に合った次の行動があるか(情報を集めている人に、いきなり商談予約だけを求めていないか)
  • スマートフォンで読みやすいか
  • 計測したい行動(予約完了、資料請求の送信完了など)でイベントが送られているか

AIの作成支援を使う場合

OpenAIは2026年9月16日、Ads Managerで、LPとキャンペーンの目的をもとに広告文と画像の案を提案する機能を発表しました。広告主は案を確認・編集してから使うかを決めます。また、任意で有効にすると、既存のタイトルと説明文を会話の文脈に合わせて調整し、利用者の言語へ自動翻訳する機能も発表されています。

日本語の広告で使う場合は、次を人が確認してください。

  • 価格・条件・効果の表現が、事実と国内法に合っているか
  • 自動翻訳・自動調整された表現が、ブランドの言い方から外れていないか

なお、ヘルプセンターにある「広告の下書きの提案」は、サイトのメタデータから画像・タイトル・説明文を下書きする機能で、AIで新しい文面や画像を生成するものではないと説明されています。日本のアカウントでどの機能が使えるかは、管理画面で確認が必要です。

何をどう比べるか

広告文・画像・LPを改善するときは、次の順で進めます(当社の運用方針)。

  1. 1つの広告グループの中で、1回に変えるのは1つの要素だけにする
  2. 比べる対象(広告や期間)ごとに、クリックが100件に届かないうちはCTR・CVRの優劣を、成果が10件に届かないうちは獲得単価の優劣を断定しない(当社の目安)
  3. クリックが少ないうちは、CTRではなく「LPで予定した行動が起きているか」を先に確認する
  4. 変えた日・変えた内容・理由を記録する

テスト期間中の判断の仕方はテスト運用の記事で扱います。

この記事で分からないこと

  • どの広告文・画像が自社で効くか。 事例の数字は、商材・国・期間・配信量が違います
  • 画像やLPを変えたことが、結果の原因かどうか。 公開事例の多くは、配信量や他の変更がそろった比較試験ではありません
  • AIの作成支援機能が日本のアカウントでいつ使えるか。 発表は確認できていますが、個別アカウントでの提供状況は未確認です

メッセージ設計テンプレート

広告グループごとに1枚作ります。

項目

記入欄

相談場面(誰が、何に迷っているか)

ヒント(何を・誰に・いつ)

タイトル案(3つ以上、角度を変える)

説明文案(タイトルに無い情報)

画像案(2〜3枚)

LP(URLと1画面目で分かること)

計測する行動とイベント名

使わない表現(根拠のない最上級、画面の模倣など)

よくある質問

Q. 広告は何本用意すればよいですか。 公式は本数を示していませんが、1つのテーマについて角度の違う複数のタイトルと説明文を用意するよう勧めています。当社は、1つの広告グループに少なくとも3本を置き、画像も2〜3枚用意して始めることを勧めています。ただし日予算が少ない場合は、広告を2〜3本に絞り、画像の比較は後回しにします(1本あたりのクリックが集まらないため)。

Q. 既存のGoogle広告やSNS広告の文面を使い回せますか。 土台にはなりますが、そのままでは足りないことが多いです。ChatGPT広告は相談の途中で表示されるため、キーワードの繰り返しより「この相談に対して何ができるか」を書く方が、公式の推奨に沿います。

Q. LPは広告専用に新しく作るべきですか。 必須ではありません。公式は、汎用のトップページより商品ページ・カテゴリページ・コンテンツページへ送ることを勧めており、専用LPの新規作成は求めていません。大事なのは、相談内容に最も近いページを選び、広告で約束したことが最初の画面で分かることです。

Q. タイトルと説明文は何文字が目安ですか。 公式の推奨は、タイトルが16〜24文字(上限50文字)、説明文が32〜48文字(上限100文字)です。ただし当社がプレビューで確認した範囲では、日本語のタイトルは全角16文字前後で省略されました。大事な言葉は前半に置き、入稿時にプレビューで確認してください。

Q. 広告文をAIで作ってもよいですか。 使えます。OpenAIもAds Manager内で広告文と画像の案を提案する機能を発表しています。ただし、提案を採用するかは広告主が決め、表示内容の正確さと法令への適合は広告主の責任です。

まとめ

  • 1つの広告グループ=1つの相談場面。ヒント・広告文・画像・LPを同じ答えにそろえる
  • 広告文は「何が・誰に・いつ役立つか」を具体的に。角度を変えて複数用意する
  • 画像は単純に、文面と合わせる。2〜3枚を用意して比べられるようにする
  • LPは相談内容に最も近いページへ。広告で約束したことを1画面目で示す
  • 事例の数字は自己報告で、配信量や比較条件が違う。自社のデータで確かめる

自社の商材で相談場面と広告文・LPの組み合わせを整理したい場合は、商材のURLと既存の広告文をお手元に用意のうえ20分の無料相談をご利用ください。

出典

いずれも2026年9月25日に本文を確認しています。事例の数値は各社が公表した条件での結果です。

変更履歴

日付

内容

2026年9月25日

初版。公式ヘルプ5本・9月16日の発表・公開事例6件を本文確認

次回確認予定:2026年9月28日。 AI作成支援の提供状況と作成ガイドの更新を確認します。

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