CHATGPT ADS GUIDE 25 / 表示対象・プライバシー

2026年9月最新版

ChatGPT広告は誰に表示される?表示対象のプランとプライバシー

ChatGPT広告が表示されるのはFreeとGoのプランで、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには表示されません。

仕様はOpenAIのヘルプセンターと公式発表で確認しています。広告主にとっての意味の整理は株式会社Ikigaiの見解です。

この記事の要点

  1. 広告が表示され得るのは、FreeとGoのプランの利用者です。 Goは有料プランですが対象です。ログアウト状態でも、全年齢向けの広告は表示され得ます。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには表示されません。18歳未満と判定されたアカウント、一時チャット、Ads-Freeを選んだ無料プランの利用者にも表示されません。
  2. 広告主に会話の内容は渡りません。 広告主が受け取るのは、表示回数やクリック数などの集計です。利用者は広告のパーソナライズをオフにしたり、広告に使われるデータを削除したりできます。
  3. 社内の説明では、ChatGPT全体の利用者数を広告の到達数として使いません。 届くのは、Free・Goの利用者のうち、18歳未満と判定されたアカウントやAds-Freeを選んだ人などを除いた範囲です。なお、広告を管理する側の権限(組織の外部アクセス管理など)は、表示対象とは別の話です。

読んでほしい人:ChatGPT広告が届く相手を正確に把握したい広告担当者、社内でプライバシーの説明を求められている担当者。
この記事で扱わないこと:地域やプラットフォームの指定はターゲティングの記事、自社サイトでの計測の実装は効果測定の記事で扱います。

広告が表示される人・されない人

図1:ChatGPT広告が表示される条件と、表示されない条件。OpenAIのヘルプセンターをもとに当社作成。
図1:ChatGPT広告が表示される条件と、表示されない条件。OpenAIのヘルプセンターをもとに当社作成。

利用者向けのヘルプ(Ads in ChatGPT)は、次のように説明しています。

条件

広告

補足

Freeプラン

表示され得る

Ads-Freeを選ぶと表示されない(利用上限が下がり、一部の機能が使えなくなる)

Goプラン

表示され得る

有料プランだが広告の対象。料金ページのGo欄にも「広告が含まれる場合がある」と書かれている

Plus・Pro

表示されない

広告のない有料プラン

Business・Enterprise・Edu

表示されない

組織向けのプラン

18歳未満と判定されたアカウント

表示されない

アカウントの年齢情報と、利用できる場合は年齢の推定にもとづく

一時チャット

表示されない

―

ログアウト状態

全年齢向けの広告のみ

成人向けの内容の広告は、対象となるログイン中の利用者に限られる

ChatGPT Atlas(ブラウザ)

テスト期間中は表示されない

―

健康・メンタルヘルス・政治などの会話

表示されない

センシティブ・規制対象の話題の近くには広告を置かない

公式ページによって書き方が違う点

広告主向けの基本説明(Basics)は「Plus・Pro・すべてのBusinessプランと18歳未満には表示しない」と書いています。9月23日の東南アジア展開の発表では「Plus・Pro・Enterpriseは広告なしのまま」とされています。利用者向けのヘルプが最も詳しく、Enterprise・Eduまで挙げているため、本記事はそちらを基準にしています。いずれのページも、Goが対象外とは書いていません。

年齢の推定

18歳未満の判定には、申告された年齢、アカウントの作成からの期間、よく使う時間帯、長期的な使い方、話題の傾向など、行動とアカウントのシグナルを組み合わせて使うと説明されています。

地域による違い

広告と広告の設定は、広告が提供されている、または提供予定の地域でのみ表示されると説明されています。欧州経済領域(EEA)とスイスでは、パーソナライズされた広告は当初提供されていません。

広告の選択に使われる情報

公式ヘルプによると、広告の表示に使われる情報はChatGPTの中にとどまり、広告主には共有されません。設定によって次が使われます。

設定

使われる情報

常に

今の会話の内容、おおまかな地域や言語などの基本的な情報(あわせて、広告のLP・文面・ヒントと、広告主が選んだターゲティングの設定も広告の選択に使われる)

広告のパーソナライズがオンのとき

今の会話(パーソナライズされた回答を含む)、広告への反応(非表示にした・クリックしたなど)、過去の会話とメモリ

広告の言語は、会話や画面の言語と違うことがあります。地域、言語の設定、会話の言語をもとに選ばれます。

利用者が選べる設定

FreeとGoの利用者は、設定の「広告の管理(Ad controls)」から次の操作ができます。対象は、広告が提供されている(または提供予定の)地域です。Ads-Freeへの切り替えはFreeプランだけです。

できること

内容

パーソナライズをオフにする

オフにしても広告は消えない。今の会話の内容にもとづく広告は表示される

過去の会話とメモリの利用を切る

広告は今の会話により依存するようになる

広告データを削除する

広告の履歴と話題のデータを削除する。サーバーから完全に消えるまで最大30日

広告を非表示にする・報告する

報告すると広告は非表示になり、審査チームに送られる

この広告が表示された理由を見る

「About this ad」から確認する

ChatGPTに広告について質問する

「Ask ChatGPT」で広告を会話に共有して質問する

Ads-Freeに切り替える

無料のまま広告を消す。利用上限が下がり、画像生成など一部の機能が使えなくなる

広告を見たり、クリックしたり、非表示にしたりしても、ChatGPTのメモリには追加されません。ただし「Ask ChatGPT」で広告を共有して質問した会話は、過去の会話を参照する設定がオンなら、後の会話で参照されることがあります。

広告主に渡る情報、渡らない情報

区分

内容

渡る

表示回数・クリック数などの、広告の成果の集計

渡らない

会話、会話の履歴、メモリ、氏名、メールアドレス、正確な位置情報、IPアドレス、センシティブな情報(健康、メンタルヘルス、政治の話題など)

利用者が自分で送った場合のみ

広告を通じて利用者が広告主にメッセージを送った場合、広告主が見られるのは、その利用者が直接送ったメッセージだけ

OpenAIは、広告主にデータを販売しないとも明記しています。また、広告はChatGPTの回答に影響せず、広告主が回答を変えたり順位を操作したりすることはできないと説明しています。

社内でプライバシーについて説明を求められた場合は、次のようにまとめられます(当社の文例)。

ChatGPT広告では、利用者の会話内容・氏名・メールアドレスは当社に共有されません。当社が受け取るのは、表示回数・クリック数などの集計値と、自社サイトで計測する成果のデータです。自社サイトの計測については、プライバシーポリシーに記載し、必要な同意を取ったうえで行います。

広告主側にも、プライバシーの対応がある

広告主が自社サイトにOpenAIのPixelを置いたり、Conversions APIで成果を送ったりする場合は、データが広告主のサイトからOpenAIへ送られます。OpenAIのヘルプは、成果のデータは法令と規約で認められる範囲で共有し、収集するデータを利用者に明確かつ十分に説明したうえで、法令で必要な場合は同意を得てから送るよう求めています。

自動詳細マッチングの仕組みは効果測定の記事で扱っています。どの方法でも、自社のプライバシーポリシーの記載と、同意の取り方の確認は必要です。

「広告を管理する側の権限」と混同しない

ChatGPT広告の管理画面を使える人の権限は、広告を見る利用者の条件とは別の仕組みです。

話題

何の話か

表示対象への影響

広告アカウントの役割(管理者・メンバー・閲覧者)

誰が管理画面を使えるか

なし

ChatGPTのワークスペースでの役割

ChatGPTの利用権限。広告の権限にはならない

なし

9月24日の外部アクセス管理

ChatGPT Business(HubSpot連携のヘルプではBusiness/Enterprise)の組織が、外部アプリから広告アカウントへのアクセスを許可するか

なし

例えば、ChatGPT Businessのプランを使う利用者には広告は表示されませんが、その会社が広告主として広告アカウントを持つことはできます。外部アクセス管理は、HubSpotなど外部アプリとの接続の話です(HubSpot連携の記事)。

広告主にとっての意味(当社の見解)

事実

広告主にとっての意味

Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには表示されない

仕事でPlus・Business・Enterpriseなどを使う担当者が多い業界では、届く範囲が狭くなる可能性がある(B2B事例の記事)

Goには表示される

「有料プランの人には届かない」とは言い切れない

18歳未満には表示されない

中高生本人向けの商品は、保護者などの相談場面で設計する

無料プランでもAds-Freeを選べる

ChatGPTの利用者数を、そのまま広告の到達数と見なせない

広告主には集計値しか渡らない

どんな会話で表示されたかは分からない。検証は自社サイトでの行動と成果で行う

EEA・スイスではパーソナライズ広告が当初なし

欧州向けの配信では、使える機能と配信の考え方が日本と違う

この記事で分からないこと

  • 日本のChatGPT利用者のうち、FreeとGoのプランの人の割合。 国別・プラン別の内訳は公表されていません
  • Ads-Freeを選んだ人の割合。 公表されていません
  • 年齢の推定の精度。 判定に使うシグナルの種類は説明されていますが、精度は示されていません

広告主のためのチェックリスト

  • [ ] 想定する顧客が、FreeとGoのプランを使っていそうか考えた
  • [ ] 18歳未満が中心の商品なら、保護者などの相談場面で設計した
  • [ ] 社内への説明で、ChatGPT全体の利用者数を到達数として使っていない
  • [ ] 自社サイトのPixelやConversions APIについて、プライバシーポリシーと同意の取り方を確認した
  • [ ] 広告管理の権限(役割・外部アクセス)と、広告の表示対象を分けて説明できる

よくある質問

Q. 有料プランの人には広告は表示されませんか。 有料プランのうちGoには表示され得ます。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには表示されません。

Q. 広告主は、利用者がChatGPTで話した内容を見られますか。 見られません。広告主が受け取るのは、表示回数やクリック数などの集計です。利用者が広告を通じて広告主に直接送ったメッセージだけは、広告主が見られます。

Q. パーソナライズをオフにすると、広告は表示されなくなりますか。 いいえ。オフにしても、今の会話の内容にもとづく広告は表示されます。無料プランで広告を消したい場合はAds-Free、または広告のない有料プランを選びます。

Q. 子ども向けの商品の広告は出せますか。 出稿できるかは審査で決まります。そのうえで、18歳未満と判定されたアカウントには広告が表示されません(ログアウト状態では全年齢向けの広告が表示され得るほか、年齢の判定の精度は公表されていません)。保護者が商品を比べている場面を想定して設計します。

Q. 自社でChatGPT Businessを使っていても、広告主になれますか。 なれます。Businessのプランの利用者に広告が表示されないことと、会社が広告アカウントを持つことは別です。ただし、外部アプリと広告アカウントをつなぐ場合は、組織のグローバル管理者の承認が必要になることがあります。

まとめ

  • 広告が表示され得るのはFreeとGo。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには表示されない
  • 18歳未満、一時チャット、Ads-Free、センシティブな会話には表示されない。ログアウト時は全年齢向けのみ
  • 広告主に渡るのは集計値だけ。会話・履歴・メモリ・個人情報は渡らない
  • 利用者はパーソナライズのオフやデータ削除を選べる。オフでも広告は消えない
  • 社内説明では、ChatGPT全体の利用者数を広告の到達数として使わない。広告管理の権限は表示対象とは別の話

自社の顧客にChatGPT広告が届きそうか、社内向けの説明を整理したい場合は20分の無料相談をご利用ください。

出典

いずれも2026年9月25日に本文を確認しています。

変更履歴

日付

内容

2026年9月25日

初版。公式ヘルプ4本、公式発表、料金ページ、リリースノートを本文確認

次回確認予定:2026年9月28日。 表示対象のプランと、利用者向けの設定の記載を確認します。

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