CHATGPT ADS GUIDE 04 / 基礎知識

2026年9月最新版

ChatGPT広告とは?表示の仕組み・対象ユーザー・出稿までの全体像

「ChatGPT広告」という言葉は、2つの違うものを指して使われています。

掲載事例は他社の公開情報に基づくもので、当社の運用実績ではありません。仕様の解釈は株式会社Ikigaiの見解です。

この記事の要点

  1. 回答の下に、明示ラベル付きで出る広告枠。 出稿しても回答の内容は変えられない。
  2. 表示対象は無料プラン中心。 Plus・Pro・Business系と18歳未満には出ない。全体の利用者数は母数ではない。
  3. 最低日予算は2,500円。 ただし目的・課金方式・成果イベントは作成後に変更できない。

読んでほしい人:「ChatGPT広告」が何を指すのかを、既存媒体の用語で把握したい広告担当者。
この記事で扱わないこと:具体的な出稿手順と費用の詳細計算。それぞれ始め方と費用で扱います。

ChatGPT広告とは何か

  1. ChatGPTを使って広告をつくること(広告文や画像の生成に生成AIを使う)
  2. ChatGPTの中に広告を出すこと(OpenAIが運営する広告媒体に出稿する)

この記事で扱うのは2番です。ChatGPTの回答の下に表示される広告枠に、自社の広告を出す話です。

広告運用の担当者が既存媒体の用語で理解できるよう、表示の仕組み、誰に表示されるのか、出稿までに何が要るのかを整理します。

OpenAIが運営する広告媒体です。ChatGPTの会話の文脈をもとに、いま利用者が探していることに関連する広告を、回答とは分けて明示ラベル付きで表示します。

規模については、2026年8月31日の公式発表で次のように公表されています。

  • 提供開始から200日未満で、広告事業の年換算売上高が10億ドルに到達
  • 40か国以上で提供
  • 数万社の広告主が利用
  • ChatGPTの週間利用者は10億人超(うち広告が表示されるのは後述の対象プランのみ)

出典:A milestone in expanding access to AI

日本では、セルフサービスのAds Managerから申し込んで出稿できます。

図1:広告が出る場所と、出ない相手。公式ヘルプをもとに作成。
図1:広告が出る場所と、出ない相手。公式ヘルプをもとに作成。

表示の仕組み

広告が選ばれる材料

公式は、広告の選択と配信に次の信号を使うと書いています。

  • いまの会話の文脈と意図
  • 広告の遷移先ページ
  • 広告のタイトルと説明文
  • 広告主が指定したコンテキストヒント
  • 広告のパーソナライズが有効な場合、利用者の広範なChatGPT利用文脈からの一部の信号

出典:Ads in ChatGPT: The Basics

検索広告との最大の違いは、キーワードのマッチタイプが無いことです。広告グループ単位で「自社の商品が役に立ちそうな会話・トピック・キーワード」をコンテキストヒントとして書きますが、公式は明確に書いています。

these hints help guide ad matching, but they are not exact-match keywords and do not guarantee delivery in specific conversations.

完全一致キーワードではなく、特定の会話への配信を保証しません。遷移先ページと広告文そのものが配信先を決める材料になる点は、既存媒体の感覚と大きく違います。

オークションと課金

広告の選択は、関連性で重み付けした第二価格オークションで行われます。

課金方式はキャンペーンの目的で決まります。

目的

課金

Views(CPM)

表示1,000回ごと

Clicks(CPC)

有効なクリックごと

Conversions(oCPC)

有効なクリックごと

Conversions(oCPM)

表示1,000回ごと

Conversions目的でも、成果1件あたりの課金ではありません。 公式FAQが「conversion-optimized campaignは成果ごとの支払いを意味するか → No」と明記しています。

上限入札は広告グループ単位で設定します。CPCキャンペーンの初期値として、公式は1クリックあたり3〜5ドルからを推奨しています。

回答そのものは買えない

重要な線引きです。公式は「広告はChatGPTの回答とは常に明確に区別され、広告がChatGPTの提供する回答に影響することはない」「広告主は利用者の私的な会話にアクセスできない」と書いています。

出稿によって、ChatGPTに自社を推薦させることはできません。 自然な回答のなかでの言及を目指すLLMO・GEOとは、目的も成果の測り方も別です。

広告とLLMO・GEOの違いと測り分け方はLLMO・GEOとの違いの記事で扱っています。

誰に表示されるのか

ここは母数の見積もりに直結します。公式の記述はこうです。

We do not show ads to users on Plus, Pro, or any Business plan, or to any accounts identified as belonging to users under 18

対象

広告表示

無料プラン

表示され得る

Plus

表示しない

Pro

表示しない

Business系プラン

表示しない

18歳未満と判定されたアカウント

表示しない

ChatGPT全体の利用者数を、そのまま到達可能な見込み顧客数として扱えません。 社内で母数を説明するときは、この前提を先に共有してください。

表示される条件・されない条件(プラン、年齢、利用者の設定)の詳細は表示対象とプライバシーの記事で整理しています。

また、ブランドセーフティの方針として、センシティブな文脈やブランドにとって安全でない環境には広告を出さない設計になっていると説明されています。

広告の形

回答の下に表示され、次の要素で構成されます。

  • 広告主名
  • ファビコン(広告主のロゴ)
  • タイトル(見出し)
  • 説明文
  • 遷移先
  • 画像

動画フォーマットはありません。既存媒体でいえば、検索広告のテキストに画像が付いたものに近い形です。

2026年9月16日には、広告をクリックした後に企業のエージェントと会話できるSponsored Agentsの発表がありました。ただし公式は「米国の一部広告主でテスト中」としており、日本の広告主が今使える機能ではありません。出典:Reimagining advertising with AI

同じ発表で、Ads Manager内のAI作成支援(遷移先と目的から広告文・画像を提案)、任意オプトインのAIテキストカスタマイズ(会話文脈への調整と利用者の言語への自動翻訳)、HubSpot・Shopifyとの連携も公表されています。

各機能の提供段階は表示形式と最新動向の記事で、連携の準備はHubSpotの記事とShopifyの記事で扱っています。

出稿までの全体像

管理画面の操作に入る前に、次の3つが揃っているかを確認します。

段階

用意するもの

完了の目安

アカウント

事業者情報、国・通貨・タイムゾーン、ロゴ、支払い方法

本人確認と請求設定が完了している

広告設計

目的、予算、地域、コンテキストヒント、広告文・画像、遷移先

誰のどんな検討に役立つ広告か説明できる

計測

成果イベント、Pixel または Conversions API、UTM

テストした行動が意図したイベントとして届く

作成後に変更できない項目

ここは先に決めておく必要があります。

  • キャンペーンの目的(Views/Clicks/Conversions)
  • Conversionsの課金方式(oCPCかoCPMか)
  • 最適化するコンバージョンイベント
  • 予算タイプ(キャンペーン総額から日予算へ変えると戻せない)

変えたい場合は新しいキャンペーンを作り直します。

新規アカウントの地域制限

新規のセルフサーブ広告アカウントは、当初ホーム国(アカウントに紐づく国)にしか配信できない場合があります。他国を選択しても、この制限は上書きされません。

本人確認が承認され、ホーム国での配信で一定の出稿実績に達すると、他の対応国へ自動的に広がります。キャンペーンを作ったり予算を設定したりするだけでは条件を満たしません。

出典:Create Campaigns for ChatGPT Ads

出せない商材がある

広告ポリシーはv1.6(2026年9月10日更新)です。日本の広告主には次が効きます。

  • 金融サービス、医療・健康サービス、法務サービスは米国外は原則禁止
  • 個別の求人・住宅の掲載は禁止。ただし求人・物件を扱うプラットフォームへのリンクは、広告文と遷移先が特定の掲載に触れない限り可
  • 許可の中心は、生活・家庭用品、地域サービス、旅行・体験、デジタル製品・教育

広告文・画像・遷移先ページのすべてが審査対象です。出典:OpenAI Ads Policies

審査の段階と、否認されたときの直し方は審査の記事で扱っています。

費用の目安

日本円のアカウントの最低日予算は2,500円です。通貨別の一覧が公式ヘルプのキャンペーン作成ページ末尾にあります。

ただし日予算は上限ではなく7日間の平均で、1日の消化上限は日予算の2倍、7日間の上限は7倍です。予算週は日曜から土曜です。

詳しい考え方は費用の記事で扱っています。

この記事で分からないこと

入口の記事として、答えを出せない部分も書いておきます。

  • 自社の商材でいくらかかるか。 業種別の相場はまだありません。公開値には5倍以上の幅があります
  • 自社の広告が届くかどうか。 コンテキストヒントは配信を保証しないため、出してみるまで確定しません
  • 個別のアカウントで何が使えるか。 新規アカウントの地域制限など、アカウント側の状態で変わります。Ads Managerの画面で確認してください

費用の記事と自社に向くかの記事で、判断材料をもう少し細かく扱っています。

よくある質問

Q. ChatGPTで広告文をつくることと同じですか。 違います。この記事は、ChatGPTの中の広告枠に出稿する話です。

Q. 出稿すればChatGPTが自社を推薦してくれますか。 いいえ。広告は回答と分けて表示され、回答内容には影響しません。

Q. 有料プランの利用者にも届きますか。 届きません。Plus・Pro・Business系プランと18歳未満には表示されません。

Q. 日本でも出せますか。 出せます。ただし新規アカウントは当初ホーム国のみという制限があり得ます。また出せない商材があります。

まとめ

  • ChatGPT広告は、会話の文脈をもとに回答の下へ明示ラベル付きで出る広告枠
  • 選択の材料は、会話の文脈・遷移先ページ・広告文・コンテキストヒント
  • コンテキストヒントは完全一致キーワードではなく、配信を保証しない
  • 表示対象は無料プラン中心。Plus・Pro・Businessと18歳未満には出ない
  • 目的・課金方式・コンバージョンイベントは作成後に変更できない
  • 日本円の最低日予算は2,500円。ただし日予算は7日間の平均

出稿の手順は始め方の記事、日本での提供条件は日本での出稿条件の記事にまとめています。自社の商材で何ができるか確認したい場合は20分の無料相談をご利用ください。

出典

いずれも2026年9月19日に本文を確認しています。

変更履歴

日付

内容

2026年9月19日

初版。公式ヘルプ4本・広告ポリシーv1.6・公式発表2本を本文確認

次回確認予定:2026年9月26日。 公式ヘルプは日単位で更新されるため、週1回の定点確認に合わせて見直します。

NEXT STEP

自社の商材なら、
何から試す?

商材・主要な成果・検証予算から、準備することを整理します。
広告や計測のどこから手をつけるか、まずはご相談ください。

ChatGPT広告の出稿・運用を相談する

GPT広告専門店の20分無料相談