この記事の要点
- 今回比べた4社のうち、日本の広告主がAIの回答画面の広告に専用の予算を立て、成果を分けて測れるのは、2026年10月29日時点ではChatGPT広告です。 日本はセルフサービスの利用可能国で、2026年8月11日に日本での広告の開始が発表されています。
- GoogleとMicrosoftのAIの面の広告は、既存の検索・ショッピング・Performance Maxなどのキャンペーンがそのまま対象になる仕組みです。 AIの面だけを外すことはできず、成果も通常のレポートに合算されます。日本で公式に確認できたのは、GoogleのAI Overviewsの上と下に通常の検索広告が出ることまでです。AI Overviews・AI Modeの中の広告は英語のみで、国の一覧に日本はありません。
- Perplexityには、今買える広告枠が見当たりません。 2024年11月に米国で広告の実験を始めると発表しましたが、今回確認した公式サイトの範囲に、広告主向けの案内はありませんでした。
読んでほしい人:検索広告などを運用していて、ChatGPTだけでなくGoogleやCopilotのAIの回答画面も含めて、どこで何を試すかを決めたい広告担当者・経営者。
この記事で扱わないこと:Google広告・Meta広告の通常の配信面との違いはGoogle・Meta広告との違いの記事、回答の中で自社が言及されることを目指す取り組みはLLMO・GEOとの違いの記事で扱います。
比べる範囲:AIの回答画面に出る広告
この記事で比べるのは、利用者がAIに質問し、AIが作った回答の画面に出る広告です。対象は次の4社の面です。
提供元 | 面(表示される画面) | 広告を管理する場所 |
|---|---|---|
OpenAI | ChatGPTの回答 | Ads Manager(ChatGPT広告専用の管理画面) |
検索結果のAI Overviews(AIによる概要)と、検索のAI Mode(AIモード) | Google広告の既存のキャンペーン | |
Microsoft | Copilotの回答 | Microsoft広告の既存のキャンペーン |
Perplexity | Perplexityの回答 | 公式の案内なし(後述) |
「Copilot」は2つの意味で使われます。 Microsoft広告の管理画面にある、運用を手伝うCopilot(2024年10月2日に日本語を含む15言語で提供と発表)は作業支援の機能で、Copilotの回答に出る広告枠とは別物です。
Googleの会話型AIアプリ「Gemini」は、広告の提供を案内する公式資料を今回確認していないため、比較に含めていません。
2026年10月29日時点の提供状況と、日本で使えるか
各社の公式資料に書かれた段階と国を、面ごとに並べます。
面 | 段階(公式の記載) | 国・言語(公式の記載) | 日本の広告主から見ると |
|---|---|---|---|
ChatGPTの回答 | ベータで、拡大の初期段階 | セルフサービスの利用可能国に日本を含む。2026年8月11日に日本で開始と発表 | 出稿できる。表示されるのはFree・Goの利用者 |
AI Overviewsの上と下 | 提供中(通常の検索広告) | AI Overviewsが提供される200超の国・地域と、そのすべての言語 | 通常の検索広告が出る(日本はAI Overviewsの提供国) |
AI Overviews・AI Modeの中 | 提供中。AI Modeは2026年10月28日に10か国へ拡大と発表 | 英語のみ。米国など12か国(インドネシアはAI Overviewsのみ)。2026年第4四半期にブラジル・メキシコ・英国などへ広げる予定 | 国の一覧に日本はない(AI Modeそのものは日本語で使える) |
Copilotの回答 | 提供中。新しい形式は試験 | 2025年3月5日に「英語・フランス語・ドイツ語の市場で完全に展開、スペイン語と日本語は今月」と発表 | その後の日本語での状況を公式資料で確認できない |
Perplexityの回答 | 2024年11月12日に実験の開始を発表 | 「まず米国から」 | 広告主向けの案内が見当たらない |
ChatGPT広告のセルフサービスを使う条件は、広告を出して請求を受ける法人が利用可能国にあることです。表示対象のプランは、日本での出稿条件の記事と表示対象とプライバシーの記事で扱っています。
Googleの広告主向けヘルプは、AI Overviews・AI Modeの中の広告の国の一覧に、網羅的でない場合があると注記しています。AI Overviewsの上と下に出るのは、ほかの検索結果の横に出るのと同じ通常の広告です。AI Modeの広告は、2025年5月21日に米国でテストが始まりました。
Microsoftは、2025年3月5日の発表の後、日本語での配信を明記した公式資料が見つかりません。2026年6月19日更新のヘルプ(About ads in Copilot)にも、2026年10月28日の更新記事にも、国や言語の記載はありません。新しい形式のOffer Highlightsも、英語圏の市場の小売向けのパイロットです(2026年4月21日)。
Perplexityについては、ヘルプセンターの英語の記事索引とブログの索引を確かめましたが、広告主向けの案内は見つかりません。広告をやめたという海外の報道はありますが、Perplexity自身の発表は確認できていません。今買える枠はないものとして計画するのが安全です(当社の見解)。
表示される場所と形式
各社が公式に説明している場所と形式は、次のとおりです。
面 | 表示される場所 | 主な形式 |
|---|---|---|
ChatGPT | 回答の下に1つの広告ユニット。別に、画像生成中の面をテスト中 | 広告主名・ロゴ・見出し・説明文・画像・リンク先。回答の下の広告では、2026年10月26日からマルチ画像広告(正方形の画像4〜6枚)がオープンベータ。画像生成中に出る広告はこれとは別のテストで、米国で一部の広告主と実施(2026年10月5日発表。日本での提供は発表なし) |
AI Overviews | 概要の上・下・中 | 上下は通常の検索広告。中はテキスト広告とショッピング広告(ローカル在庫広告・車両広告はAI Modeとともに試験中) |
AI Mode | 回答の中と横。追加の質問への広告は2026年10月28日に米国で開始と発表 | テキスト広告とショッピング広告。質問に答える形の広告(Conversational Discovery ads)と、おすすめの一覧に入る広告(Highlighted Answers)をテスト中(2026年5月20日発表) |
Copilot | 回答の中・下 | マルチメディア広告、商品広告、ロゴのある検索広告、物件・ツアーの業種別広告 |
Perplexity | 2024年の発表では、回答の横と追加の質問 | 現在の形式は公式に記載なし |
素材の準備の考え方が違います(当社の見解)。 ChatGPT広告は専用の広告を作って入稿します(マルチ画像広告の作り方はマルチ画像広告の記事)。GoogleとMicrosoftでは既存のキャンペーンの素材(見出し・説明文・画像・価格・LPなど)が使われ、Copilotの広告は既存のテキストと画像から自動で作られます(検索広告はロゴが必要)。新しい広告を作るより、既存の見出し・画像・ロゴ・商品データの質を上げることが、AIの面への準備になります。
広告と回答の関係:回答の外に置くか、中に入れるか
4社とも、広告は回答の内容を左右しないと説明しています。違うのは、広告を置く場所と、広告の近くの文章を誰が書くかです。
面 | 回答との関係(公式の説明) |
|---|---|
ChatGPT | 広告は回答に影響しない。チャットのモデルとは別のシステムで動き、広告主は回答を変えられない。広告は回答と分けて表示し、明示する |
AI Overviews・AI Mode | 有料の広告はAIの自然な回答に影響しない。サイトが回答で引用されるかどうかも、広告のオークションに影響しない。広告は回答の中や横に「Sponsored」と明示し、見た目でも区別する |
Copilot | 自然な回答はスポンサーの内容に影響されず、広告ははっきり区別する(2025年3月5日) |
Perplexity | 回答の内容は広告主に影響されない。スポンサーの質問への回答もPerplexityが作り、広告主は書かず、編集もしない(2024年11月12日) |
広告の近くに出る文章を、広告主がすべて書くとは限りません。
面 | 広告の文面の自動作成・変更 |
|---|---|
ChatGPT | クリエイティブ強化。既存の広告とLPの内容を材料に、会話の文脈や利用者の関心に合わせて、見出し・説明文の作成・変更、画像のリサイズ、リンク先URLの最適化、翻訳を行うことがある。事前に作られるほか、会話に応じてその場で作られることもある。2026年10月30日から新規・既存のキャンペーンで自動的に有効(既存のオプトアウトは維持)。各バージョンの確認・承認は不要で、すべてのバージョンのプレビューはない |
AI Overviews・AI Mode | 一部の配置で、Geminiが作る短い説明(AI explainer)が広告に添えられる。材料は検索語・AIの回答・広告主のサイトを含む公開情報。広告主は書けず、編集・承認・オプトアウトもできない。テスト中の質問に答える形の広告では、Geminiが検索に合わせて素材を作る |
Copilot | 既存のテキストと画像から自動で作る |
Googleでは、自社が書いていない説明が広告に添えられることがあり、止める設定はありません。Googleは、サイトの内容を明確で最新に保つことがAIの説明の正確さに役立つとしています。ChatGPTでは、クリエイティブ強化をオフにしない限り、広告の見出し・説明文そのものが会話に合わせて変わり得ます。どの面でも、価格・キャンペーンの条件・規制のある表現は、LPと商品データを最新に保つことが前提です(当社の見解)。クリエイティブ強化を使うかどうかの判断は、クリエイティブ強化の記事で扱っています。
買い方:専用の枠を買うか、既存の広告が自動で出るか
面 | 買い方 | 広告主が決められること |
|---|---|---|
ChatGPT | Ads Managerで専用のキャンペーンを作る | 目的はViews(1,000表示ごとの課金)・Clicks(有効なクリックごと)・成果最適化(クリック課金か表示課金。成果ごとの課金ではない)。日本円の最低日予算は2,500円 |
AI Overviews・AI Mode | 新しいキャンペーンや別の予算は不要。既存の検索・ショッピング・Performance Maxが自動で対象 | AIの面だけを狙うことも、外すこともできない。入札と課金は通常の検索広告と同じで、参加に追加の料金はない |
Copilot | 専用のキャンペーンはない。対象の種類の広告は自動で参加 | 参加をやめることはできない。表示の保証もない |
Perplexity | 公式の案内なし | ― |
Microsoftの資料には、Copilotだけの入札や課金の設定は書かれていません。Microsoftは、Performance MaxがCopilotでの露出を増やす最良の方法とし、入札や品質スコアの改善も挙げています。
AIの面だけを外せないことの意味
GoogleとMicrosoftで使えるのは、検索と共通の管理です。Googleは除外キーワードやブランドの除外など、Microsoftは除外キーワードが、AIの面にも同じように効くとしています。Microsoftは、問題がありそうな会話には広告を出さないとも説明しています。業種の扱いも検索広告と同じで、GoogleはGoogle広告のポリシーをすべて適用し、MicrosoftはBingに出せる広告はCopilotにも出せる(処方薬は所定の注意書きが必要)としています。
ChatGPTは、個人の健康・心の健康・政治などの機微な話題の近くに広告を出さず、政治広告を認めていません。出せない業種とLPの条件は、審査の記事で扱っています。どの媒体でも、各社の審査とは別に、国内の規制への適合を確かめてください。
配信の決まり方:キーワードか、会話か
面 | 配信を決める主な材料(公式の説明) | 広告主が絞れるもの |
|---|---|---|
ChatGPT | 会話の文脈と意図、LP、見出し・説明文、コンテキストヒント。パーソナライズが有効なら、ChatGPTでの利用の一部の信号 | 国・地域、5つのプラットフォーム、カスタムオーディエンス(包含は一致した利用者2万5,000人以上)。対象の広告主は除外フレーズ |
AI Overviews・AI Mode | 購入の意図がはっきりした検索は検索語と、探索的な質問は検索語とAIの回答の両方と照らし合わせる | 既存のキャンペーンの設定。完全一致・フレーズ一致のキーワードは前者だけが対象。面の指定はできない |
Copilot | 最後の質問だけでなく、会話全体の文脈。最初の質問に答えた後は、利用者の情報も使う | 既存のキャンペーンのターゲティング。除外キーワードは検索と同じく効く |
Perplexity | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
ChatGPT広告のコンテキストヒントは、完全一致のキーワードではなく、特定の会話への配信も保証しません。検索広告のキーワードをどう置き換えるかは、ヒントとキーワードの違いの記事で扱っています。
完全一致・フレーズ一致が中心のGoogle広告のアカウントは、AI Overviews・AI Modeの探索的な質問には出ません。 Googleは、回答の流れから購入の意図が出てくる場合の一致を、AI Max for Search(検索語句の一致を有効にしたもの)・部分一致・ショッピング・Performance Maxに限り、スマート自動入札と組み合わせることを勧めています。日本はまだ中の広告の対象外ですが、マッチタイプごとの予算の配分は今のうちに把握しておくとよいと考えます(当社の見解)。
計測:AIの面の成果を分けて見られるか
面 | 面ごとの成果の見え方(公式の説明) |
|---|---|
ChatGPT | 配信先はChatGPTだけなので、Ads Managerの数字がChatGPTでの成果になる。表示・クリック・費用・CTR・平均CPC・平均CPM・成果を表示。PixelとConversions APIで成果を送る |
AI Overviews・AI Mode | 成果は通常のキャンペーンレポートと検索語句レポートに合算で含まれる。AIの面だけに分けた指標の記載はない |
Copilot | Copilotで配信された広告に固有の指標は、現在ない |
Perplexity | 公式に記載なし |
ChatGPT広告の帰属はラストタッチで、帰属期間の変更が効くのはレポートだけです。期間の選び方はビュースルーの記事で扱っています。
GoogleとMicrosoftのAIの面は、効果を切り出して評価できません(当社の見解)。 AIの面を試すつもりで予算を足しても、結果は既存のキャンペーン全体の数字に混ざります。AIの回答画面の広告として効果を確かめたいなら、現時点では、ChatGPT広告に別の予算と判定基準を立てるのが測りやすい方法です。
各社は自社のデータでAIの面の広告の成果を発表していますが、比べる相手・期間・成果の定義がそれぞれ違います。OpenAIも、広告主・業種をまたいだ成果の基準はまだないとしています。媒体どうしを同じ単価で並べる材料にはなりません。
日本の広告主は何を・何のために試すか(当社の見解)
以下は当社の見解です。どの媒体が優れているかではなく、目的ごとの候補を示します。
やりたいこと | 候補 | 先に確かめること |
|---|---|---|
AIで相談している人に、別枠の予算で接点を作り、成果を分けて測りたい | ChatGPT広告 | 商材が審査を通るか。表示がFree・Goの利用者に限られること。成果の計測の準備と判定日 |
GoogleのAI Overviews・AI Modeの中の広告に備えたい | Google広告の既存のキャンペーン(日本は対象外のため、当面は準備だけ) | AI Max・部分一致・Performance Maxの使い方。AIの面を外せず、AIの説明も編集できないことへの社内の合意 |
Bing・Copilotの利用者にも届けたい | Microsoft広告 | 検索広告のロゴ、Performance Maxの有無。日本語のCopilotで広告が出るかは公式に確認できないので、計画の前提にしない |
Perplexityの回答に自社を出したい | 広告ではなく、回答の中で言及される取り組み |
進める順番の例は次のとおりです(当社の提案)。
- 既存のGoogle・Microsoftのキャンペーンを点検します。 AIの面に出る条件(AI Max・部分一致・Performance Max、Microsoftの検索広告のロゴ)と、AIの面を外せないことへの社内の合意を確かめます。予算を足す前にできる作業です。
- ChatGPT広告を、検索とは別の予算・成果の定義・判定日で小さく試します。 続ける・直す・止めるの基準は先に決めます(テスト運用の記事)。
- 各社の日本向けの提供を、月に1回確かめます。 発表の日と、日本の広告主が使える日は別です。公式ヘルプの国・言語の記載で判断します。
この記事で分からないこと
- Copilotの広告が、日本語の会話で現在配信されているか。2025年3月5日の発表の後、公式の確認がなく、固有の指標もないため自社のレポートからも確かめにくい状態です。
- GoogleのAI Overviews・AI Modeの中の広告が、日本・日本語に広がるか、その時期。2026年10月28日の発表で次の予定に挙がったのはブラジル・メキシコ・英国などで、日本は挙がっていません。
- Perplexityの広告の現状。終了・休止・再開のいずれについても、公式の発表を確認できていません。
- Copilotだけの入札や課金の扱いがあるか。公式資料に記載がありません。
- GoogleのAIの説明が、個々の商品について実際に何を書くか。広告主が事前に内容を見る方法も、今回の資料には書かれていません。
- Microsoft広告の機能ごとの提供市場の一覧。公式ヘルプの該当ページを、今回は取得できませんでした。
検討の前のチェックリスト
- [ ] 試したいのが「専用の枠で測る検証」か「既存の検索広告の配信先が広がること」かを決めた
- [ ] 自社の顧客が、ChatGPT・Google検索・Copilotのどれをよく使うかの仮説を書いた
- [ ] Google広告で、完全一致・フレーズ一致・部分一致・AI Max・Performance Maxに予算がどう分かれているかを確かめた
- [ ] GoogleとMicrosoftでAIの面だけを外せないこと、GoogleのAIの説明を編集できないことを、ブランド・法務の担当と共有した
- [ ] Microsoft広告の検索広告に、ロゴを設定しているかを確かめた
- [ ] ChatGPT広告の、アカウントの所在国・審査・計測の準備を確かめた
- [ ] 媒体ごとに成果の定義と帰属期間を書き出し、同じ単価で単純に比べないと決めた
- [ ] 各社の日本向けの提供状況を確かめる担当を決めた
よくある質問
Q. 広告費を払えば、AIの回答の中で自社を勧めてもらえますか。 公式の説明では、できません。OpenAIは広告が回答に影響せず、広告主は回答を変えられないとしています。Googleも、有料の広告はAIの自然な回答に影響しないとしています。Perplexity(2024年)とMicrosoft(2025年)も同じ趣旨を説明しています。GoogleはAIの回答の中に広告を入れることがありますが、「Sponsored」と明示されます。回答の中で自然に言及されることは、広告とは別の取り組みです。
Q. GoogleのAI Overviewsに広告を出すには、専用の設定が必要ですか。 不要で、AIの面だけの指定もできません。既存の検索・ショッピング・Performance Maxの広告が自動で対象になり、AIの面だけを外すこともできません。日本で出るのは、概要の上と下の通常の検索広告です。概要の中の広告は、英語で、米国など12か国が対象です(2026年10月29日確認)。
Q. Copilotの広告は、日本で出せますか。 公式資料では確認できませんでした。Microsoftは2025年3月5日に日本語の市場へ「今月」展開すると発表しましたが、その後の状況を明記した資料はありません。Microsoft広告を使う場合は、Copilotでの配信を計画の前提にせず、検索広告全体として評価するのが安全です(当社の見解)。
Q. Perplexityに広告を出す方法はありますか。 2026年10月29日時点で、公式サイトに広告主向けの案内や申し込みの窓口は見当たりません。2024年11月に米国で実験を始めると発表した後の扱いは、公式に確認できません。Perplexityの回答に自社が出ることを目指すなら、回答の中で言及される取り組みが中心になります。
Q. ChatGPT広告とGoogleのAIの面の広告は、どちらが成果がよいですか。 比べる材料がありません。GoogleのAIの面の成果は通常のレポートに合算され、Copilotにも固有の指標がありません。ChatGPT広告にも、業種別の成果の基準はまだありません。それぞれ自社の成果の定義で、別々に判断してください。
まとめ
- 日本の広告主が、AIの回答画面の広告に専用の予算を立て、成果を分けて測れるのは、2026年10月29日時点ではChatGPT広告
- Googleで日本に出るのは、AI Overviewsの上下の通常の検索広告まで。AI Overviews・AI Modeの中の広告は英語の12か国が対象。Copilotの日本語の広告は公式に確認できず、Perplexityには広告主向けの案内がない
- 4社とも、広告は回答の内容に影響しないと説明している。GoogleはAIの回答の中に広告を明示して入れ、Geminiの説明を添えることがある
- GoogleとMicrosoftのAIの面は外せず、成果も合算される。AIの面として効果を測るなら、ChatGPT広告に別の予算と判定基準を立てる(当社の見解)
検索広告とAIの回答画面の広告をどう組み合わせるかを整理したい場合は、現在の検索広告の構成(キャンペーンの種類・マッチタイプ)と、主な成果の定義をお手元に用意のうえ20分の無料相談をご利用ください。
出典
- Ads in ChatGPT(表示対象のプラン、回答の下の広告ユニット、画像生成中の広告のテスト、回答との関係、機微な話題・規制業種の扱い)
- Ads in ChatGPT: The Basics(広告の構成、配信の材料、コンテキストヒント、課金、レポート項目、除外フレーズ)
- Creating campaigns for ChatGPT Ads(目的と課金、配信先の設定、日本円の最低日予算)
- Creating ads for ChatGPT Ads(2026年10月26日からのマルチ画像広告のオープンベータ、正方形の画像4〜6枚)
- Creative enhancements for ChatGPT Ads(2026年10月30日からの自動での有効化、材料、変わり得る範囲、承認が不要なこと)
- Measure Results(帰属期間、ラストタッチ)
- Conversion Measurement(Pixel・Conversions API)
- Frequently asked questions(ベータの段階、成果の基準がまだないこと)
- Ads Manager Availability(セルフサービスの利用可能国)
- Testing ads in ChatGPT(2026年8月11日の更新:日本での開始)
- Building advertising for the way people use AI(2026年10月5日:画像生成中の新しい形式のテスト予定)
- About ads in AI-powered experiences in Google Search - Google Ads Help(AI Overviews・AI Modeの広告の表示場所、対象のキャンペーンと形式、国と言語、一致の仕組み、AIの説明、管理・レポート・課金、回答への影響)
- Ads in AI Mode expand to 10 new countries(2026年10月28日:AI Modeの広告の10か国への拡大、2026年第4四半期の予定、米国での追加の質問への広告)
- AI Overviews availability - Google Search Help(日本・日本語での提供)
- Get AI-powered responses with AI Mode - Google Search Help(日本・日本語での提供)
- More opportunities for your business on Google Search(2025年5月21日:AI Modeの広告のテスト開始)
- A new generation of ads for the AI era of Search(2026年5月20日:AI Modeの新しい形式のテスト)
- About ads in Copilot - Microsoft Learn(2026年6月19日更新:自動作成、オプトアウト不可、指標、対象の広告、除外キーワード、規制業種、会話の扱い)
- Transforming audience engagement with generative AI(2024年10月2日:回答の下の広告、ad voice、管理画面のCopilotの対応言語)
- Transforming the future of audience engagement(2025年3月5日:言語ごとの展開、回答との関係)
- Win across all three eras of the web(2026年4月21日:Offer Highlights)
- Build, steer, and measure your campaigns with AI: What's new in Microsoft Advertising this October(2026年10月28日:Copilotを含む配信面の説明)
- Why we're experimenting with advertising(2024年11月12日:Perplexityの広告の実験)
- Perplexity Help Center(広告主向けの項目がないこと)
いずれも2026年10月29日に本文を確認しています。
変更履歴
日付 | 内容 |
|---|---|
2026年10月29日 | 初版。OpenAIの公式ヘルプ・発表11本、Googleの公式ヘルプ・発表6本、Microsoftの公式ヘルプ・発表5本、Perplexityの公式ブログ・ヘルプ2本を本文確認 |
次回確認予定:2026年11月上旬。 GoogleのAI Overviews・AI Modeの中の広告の国の一覧(2026年第4四半期の拡大に日本が入るか)、Copilotの広告の日本語での提供、Perplexityの広告の扱いを、各社の公式ヘルプで確認します。