CHATGPT ADS GUIDE 35 / CPC・CTR

2026年10月最新版

ChatGPT広告のCPC・CTRの相場は?公開事例を条件つきで比べる

ChatGPT広告のCPC・CTRに決まった相場や公式のベンチマークはありません。国内5件・海外19件の公開値を、国・期間・課金方式・母数つきで一覧にしました。

本記事は、OpenAIのヘルプセンターと、運用会社・広告主が公開した事例(主に2026年6〜9月の配信)に基づいています。掲載事例は他社の公開情報で、当社の運用実績ではありません。表示とクリックから計算した値は「当社計算」と書き、円への換算はしていません。整理と提案は株式会社Ikigaiの見解です。

この記事の要点

  1. CPC・CTRに決まった相場はありません。 公式は、広告主・業種・キャンペーンの種類をまたいだベンチマークはまだないとしています。よく引用される「1クリック3〜5ドル」は、目的がクリックのキャンペーンで上限入札を始めるときに公式が勧めている額で、相場ではありません。
  2. 公開値は条件で数倍変わります。 国内の公開値のうち期間全体の値が分かる4件では、CPC79〜435円、CTR0.37〜1.45%でした。同じ会社でも、国・入札・広告・時期で数倍の差が出ています。当社は平均を出さず、条件つきで読むことを勧めます。
  3. 判断には、自社の検索・SNS広告と同じ定義の数字を使います。 見積もりでは公開値の高い側(国内なら約435円)を置き、最初の1〜2週間の自社の実績で置き換えます。CPCの安さだけでなく、成果まで比べます。

読んでほしい人:ChatGPT広告の予算を見積もる広告担当者。社内で「CPCはいくらくらい?」と聞かれた人。
この記事で扱わないこと:成果(ROAS・CPA)の数字の読み方は効果の読み方の記事、予算の組み方は費用の記事、入札方式の選び方は入札戦略の記事で扱います。

公式の立場:ベンチマークはなく、推奨は入札の初期値だけ

OpenAIのFAQは、「良い成果とはどのくらいか」という問いに、初期の媒体のため、広告主・業種・キャンペーンの種類をまたいだベンチマークはまだないと答えています。成果は、キャンペーンの目的・クリエイティブ・LPの体験・利用者との関連性・設定全体などに左右されるとしています。

CPCの水準に関わる公式の記載は、次のとおりです。数字は入札の初期値の推奨だけで、相場ではありません。

公式の記載

意味(当社の解釈)

目的がクリックのキャンペーンの上限入札は、1クリック3〜5ドルから始めることを勧める(基本ガイド)

入札の初期値の推奨。実際に払うCPCではない

広告は、関連性で重みづけした第二価格オークションで選ぶ(同)

払う額は上限そのものではなく、競合と関連性で決まる

入札の推奨は見積もりで、低い入札の警告は実際のオークションの結果を使うため、食い違うことがある。入札を上げても配信は保証されない(トラブル対応のヘルプ)

管理画面の表示も目安の一つ

成果最適化のBid Capに、推奨額は今のところない(成果最適化のヘルプ)

成果1件あたりの目安も示されていない

日本円の推奨入札額は、ヘルプには書かれていません。国内の公開事例では、管理画面の入札の強さの表示で上限450〜500円前後が目安のように示されたという報告があります。一方で、上限100円以下でも配信されたという報告もあります(いずれも2026年6〜7月)。

国内の公開値(日本円)

確認できた国内の公開値です。日本の事業者が日本円で報告した値で、配信地域の記載がないもの(Web集客支援会社AM・個人サービスE)を含みます。値は掲載元の記載どおりで、「当社計算」の値だけ当社が計算しています。

報告元(匿名)

時期・条件

広告費・表示・クリック

CTR

CPC

補足

広告支援会社C

2026年7月2日開始。クリック目的、上限CPC100円から10円に変更

10,000円・8,707表示・126クリック

1.45%

79円

30日の設定が約7時間で消化。CPCは上限変更の前後を含む期間全体の値。成果は非開示

広告支援会社D

2026年7月9日更新の記事(配信期間は非開示)。上限CPC500円(入札の強さ「強」の表示)

100,000円・27,945表示・230クリック

約0.82%

約435円

短時間で消化。成果は非開示

国内のWeb集客支援会社AM

2026年7月20日公開。表示課金(目標CPM1,000円)、1週間の期間予算

約5,000円・5,155表示・19クリック

0.37%

263円

約12時間で消化。実績CPM970円。成果は非開示。配信地域の記載なし

クリニック向け支援F(初期)

2026年9月6日公開。日本向け、LLMO支援のLP

2,500円(表示・クリックの記載なし)

0.74%

104円

CPM773円

クリニック向け支援F(LPに寄せた訴求)

同じ記事の訴求別の検証

2,500円・2,165表示・29クリック

1.34%

86円

確認時点の成果は0件

クリニック向け支援F(広い訴求)

同上

5,000円・5,070表示・51クリック

1.01%

98円

確認時点の成果は0件

個人サービスE

2026年6月30日〜7月6日。個人運営の消費者向けサービス。上限CPCを200円から50円へ段階的に変更

上限を変えた段階ごとの値(総額の記載なし)

0.88%→1.69%

119円→50円

ヒントを変えずにCTRが日ごとに上がったと報告。配信地域の記載なし

国内の値は、いずれも短期間の自社集客の検証で、金額が分かるものは数千〜10万円規模です。業種別の値と呼べるほどの件数はありません。

海外の公開値(現地通貨)

広告費・表示・クリックの実数が書かれている事例です(一部の項目が欠けるものを含む)。通貨は掲載元のままです。

報告元(匿名)

国・時期・条件

広告費・表示・クリック

CTR

CPC

補足

B2B支援会社A

米国の会社の自社集客(2026年8月26日公開)

2,319ドル・69,630表示・739クリック

1.1%

3.14ドル

同社のGoogle検索はCTR5.2%・CPC6.76ドル。有望リード0件

ドイツの語学学校S(運用は広告支援会社)

2026年9月15〜21日

100.14ユーロ・4,267表示・約58クリック

約1.4%(当社計算)

1.73ユーロ

同じ週のGoogle検索はCPC0.42ユーロ。成果1件

オーストリアの広告支援会社U

2026年9月5〜19日、自社集客

354.64ユーロ・19,941表示・143クリック

約0.72%(当社計算)

約2.50ユーロ

問い合わせ1件。数値は随時更新と記載

英国のマーケ支援会社Y

期間は非開示(2026年6月22日公開)。上限入札2.60ポンド

100ポンド・6,042表示・43クリック

0.71%

2.33ポンド

問い合わせ0件

NZのマーケ支援会社Z

2026年6月22〜30日、クリック目的

164NZドル・4,760表示・30クリック

0.63%

5.47NZドル

成果は未計測

SEOツール会社N

6月に開始し約2週間。米国・カナダ・豪州・NZ、手動のCPC入札

97,000超の表示・1,263クリック

1.30%

記載なし

登録はごく少数

広告運用ツール会社AE

2026年6月2〜10日。5か国、表示課金

4,428.84ドル・129,663表示・448クリック

0.35%(国別0.11〜0.72%)

9.89ドル(国別5.10〜22.89ドル)

国別のCPMは約26〜37ドルで、CTRほど開かなかった。CPCが最も高いNZは3クリック

WordPressプラグイン会社AF

2026年7月28日〜8月17日。5か国、上限CPC3ドル

約550ドル・約12,800表示

1.7%

2.57ドル

有料流入からの購入・決済開始は0件

英国のPR会社AG

2026年7月23日から約2週間、手動のCPC入札

539.82ポンド・13,302表示・106クリック

0.80%

5.09ポンド

上限10ポンドで始めた初日はCPC7.59ポンド。リード0件

B2B SaaS向け広告支援会社AH

2026年6月5日から10日間、日予算33ドル

34.89ドル・10クリック(表示の記載なし)

記載なし

3.49ドル

予算を使い切れなかった

米国の小規模マーケ支援会社AJ

2026年6月12〜27日。州・都市を指定、上限CPCを3.50ドルから10ドルへ

364.12ドル・11,321表示・46クリック

0.41%

7.92ドル

問い合わせ0件

豪州の広告支援会社AK

2026年5月30日から約1か月、広告グループ2つ

652.79豪ドル(当社計算)・9,263表示・80クリック

約0.86%(当社計算。グループ別0.64〜0.94%)

グループ別7.77〜9.87豪ドル

初週のCTRは1.36%

米国のオンラインウェルネス事業者AL(発表は運用会社)

2026年7月3日〜8月17日

1,139ドル・32,897表示・397クリック

約1.21%(当社計算)

2.87ドル

予約に進んだリード10件、資料の取得12件

米国の広告支援会社AN

1キャンペーン・短期間(2026年7月28日公開)

500ドル・6,983表示・76クリック

1.09%

6.58ドル

成果は計測していない

次は、表示やクリックの件数が書かれていない値です。参考の度合いは上の表より下がります。

報告元(匿名)

内容

CTR

CPC

注意

米国の広告支援会社V

B2Bコンプライアンス企業の30日

記載なし

0.76ドル(同じ期間のGoogle検索は10.46ドル)

同社は、ほかの顧客では3〜5ドルが多いと記載。クリックが理由不明で急増し、CPCが0.06ドルになった日もあった

ドイツの広告支援会社T

開始後の数日、広告3本

平均2.94%(広告別0.75〜3.39%)

広告別0.80〜1.53ユーロ

3本は文面が同じで画像だけ違うと記載

金融アドバイザー紹介サービスO(発表は運用支援会社)

米国、6か月

1.0〜1.2%

記載なし

承認済みリードの単価は6か月目に検索広告より約35%低い

米国の広告会社W

複数アカウントの集計

約0.5〜2.5%

平均約5ドル

件数・母数・期間の記載なし

SaaS支援の代理店AA

B2B SaaS3社

記載なし

平均約5ドル

3社合計の自己報告

OpenAIの公式事例は、CPC・CTRについては比率だけを公表しています。例えばフォーム作成SaaS ACは、CPCがSNS広告並みで、検索以外の有料媒体より40%超低いと報告しています(2026年7月1〜31日の社内データ)。リーチ目的からクリック目的に移してCPCが4〜5分の1になった、広告クリエイティブを増やして改良し、CTRが65%改善したとも書いていますが、比較の期間と基準は公表されていません。

公開値の幅から言えること・言えないこと

言えること

  • 国内で期間全体の値が分かる4件は、CPC79〜435円、CTR0.37〜1.45%。 上限を変えた段階ごとの値では、CPC50円やCTR1.69%の報告もあります
  • 海外の実数のある表では、期間全体のCTRが0.35〜1.7%、米ドル建てのCPCが2.57〜9.89ドル。 国別・広告別に分けるとCTRは0.1%台から3%台まで開き、件数の分からない値ではCPC0.76ドルの報告もあります
  • 同じ会社の中でも数倍の差が出ます。 広告運用ツール会社AEは、同じ設計の5か国でCPCが4倍以上違いました(最も高いNZは3クリックの値で、100クリックを超えたのは米国だけ)
  • 母数が小さい事例が多いです。 クリック数が書かれている17件のうち、9件はクリックが100件未満でした(当社集計)
  • CPCが低くても、成果につながっていない例が多いです。 上の国内の表と海外の実数の表で、成果が1件以上と書かれているのは、語学学校S(1件)、広告支援会社U(1件)、ウェルネス事業者AL(予約に進んだリード10件ほか)と、登録がごく少数だったSEOツール会社Nだけです(ほかは0件・未計測・非開示、または表に記載なし)

言えないこと

  • 自社の商材でのCPC・CTR。 国・商材・入札・時期・広告が違います
  • 平均や業種別の相場。 公開される事例には偏りがあり、条件も母数もそろいません。当社は平均を計算しません
  • 成果1件あたりの費用。 CPCとCTRだけでは分かりません。成果まで比べる方法は効果の読み方の記事で扱っています

CPC・CTRが事例ごとに違う5つの理由

図1:CPC・CTRが事例ごとに違う5つの理由。各社の公開情報とOpenAIのヘルプをもとに当社作成。
図1:CPC・CTRが事例ごとに違う5つの理由。各社の公開情報とOpenAIのヘルプをもとに当社作成。

違いを生む条件

公開事例で見えたこと

比べるときの注意(当社の見解)

1. 市場・国

広告運用ツール会社AEは、同じ設計の5か国で、CTRが0.11〜0.72%、CPCが5.10〜22.89ドルと開いた(NZは3クリック、豪州は10クリック)

他国の値を円に換算して、日本の見積もりに使わない

2. 入札の上限

英国のPR会社AGは、上限10ポンドで始めた初日にCPC7.59ポンドとなり、予算の約35%を10時間足らずで使った。国内では、上限を200円から50円まで下げてもCPCが下がりながら配信が続いた例がある(個人サービスE。CPCが下がった主な理由はCTRの上昇と説明)

入札を変えた前後の値を分けて読む

3. 課金方式

表示課金で配信したAEは、国別のCPMの差が約26〜37ドルにとどまる一方、CTRの低い国ほどCPCが高かった(英国0.72%で5.10ドル、NZ0.11%で22.89ドル)

表示課金とクリック課金の値を同じ表で比べない

4. 広告・画像

ドイツの広告支援会社Tは、画像だけ違う3本でCTRが0.75〜3.39%。英国のPR会社AGも広告別のCTRが0.34〜1.01%(広告ごとに配信期間と入札が違うと本人が注記)

広告1本の値を、全体の値と読み違えない

5. 期間と量

AGはCTRが初日の0.48%から0.98%へ上昇(入札・予算・ヒント・広告を同時に変えたと本人が注記)。豪州の広告支援会社AKは初週の1.36%から下がった。B2B SaaS向け広告支援会社AHは配信が少なく、予算を使い切れなかった

初日・初週の値で判断しない

3つ目の課金方式は、計算で確かめられます。表示課金のCPCは、CPMを「1,000×CTR」で割った値になります。例えば国内のWeb集客支援会社AMは、実績CPM970円・CTR0.37%(0.0037)で、計算すると970÷3.7≒262円となり、掲載のCPC263円とほぼ一致します。表示の単価が同じでも、クリックされにくい広告ほどCPCは高くなります。

自社の検索・SNS広告と比べるときにそろえること

公開事例の比較結果は、向きがそろっていません。B2B支援会社AのCPCは同社のGoogle検索の半分以下でしたが(同社は直接の比較ではないと断っています。B2B事例の記事)、ドイツの語学学校SではChatGPT広告のCPCがGoogle検索の約4倍でした。どちらの事例でも、成果の件数はGoogle検索の方が多くなっています。「ChatGPT広告は検索広告より安い・高い」とは一般化できません。

自社の数字と比べるときは、次をそろえます。

そろえること

確認の仕方

指標の定義

Ads ManagerのCTRは表示に対するクリックの割合、CPCは平均のクリック単価。SNS広告は、リンクのクリックだけを数える指標とそろえる

期間とタイムゾーン

同じ日付の範囲・同じタイムゾーンで出す。CPC・CPMは消化額の確定を待つため、管理画面での反映が遅れる

課金方式

表示課金で配信した期間は、CPCではなくCPMとCTRで比べる

母数

比べる対象ごとに、クリック100件未満ではCTRの優劣を断定しない(当社の目安)

成果

CPC・CTRで止めず、問い合わせ・購入・商談まで同じ定義で比べる

管理画面のクリックは広告の操作の数で、GA4のセッションとは一致しません。公式は、ページの読み込み・転送・同意・ブラウザの制限・UTMの扱いなどで差が出ると説明しています。計測の合わせ方は効果測定の記事で扱っています。

予算の見積もりに使うときの手順

公開値は「試す前の仮置き」にだけ使い、自社の実績が出たら置き換えます。当社は次の順で進めています。

  1. 自社の既存媒体のCPC・CTR・成果率を、同じ定義で出す
  2. ChatGPT広告の仮のCPCを、公開値の高い側で置く(国内なら約435円。費用の記事と同じ考え方)
  3. 判断に必要なクリック数を決める(比べる対象ごとに100件、成果の比較なら成果10件が目安。当社の目安)
  4. 必要な広告費と日数を計算する(下の表)
  5. 最初の1〜2週間の実績で、仮のCPCを置き換える

仮のCPC

100クリックの広告費

500クリックの広告費

日予算2,500円で100クリックに届くまでの日数(切り上げ)

79円(広告支援会社Cの値)

7,900円

39,500円

約4日

263円(Web集客支援会社AMの値)

26,300円

131,500円

約11日

435円(広告支援会社Dの値)

43,500円

217,500円

約18日

表は当社計算です。日予算は予算週(日曜〜土曜)の平均で、1日の消化は日予算の2倍まで振れるため、日数は目安です。成果率が2%なら、成果10件には約500クリックが必要になります。

入札の上限は、公開値のCPCとは別に決めます。上限を高くすると、英国のPR会社AGの初日のように単価が高く出て、予算が早く減ることがあります。公式も、低い入札は配信を絞り、予算を使い切れない原因になり得ると説明しています。入札の決め方は入札戦略の記事、稟議での書き方は社内提案の記事で扱っています。

この記事で分からないこと

  • 日本の業種別のCPC・CTR。 国内の公開値は5件で、多くが広告・マーケティング支援の自社集客です
  • 公開されていない事例の値。 うまくいった例も失敗した例も、公開されるものは一部です
  • 管理画面の入札の推奨額の決まり方。 公式は見積もりとだけ説明しています
  • 成果最適化や表示課金が広がった後の水準。 公開値の多くは2026年6〜9月のクリック課金・表示課金の検証です
  • 掲載後の更新。 広告支援会社Uのように、掲載元の数値が後から更新されることがあります

公開値を使う前のチェックリスト

  • [ ] 国・通貨・期間を確認した
  • [ ] 目的と課金方式(表示課金かクリック課金か)を確認した
  • [ ] 広告費・表示・クリックの実数がある(比率だけではない)
  • [ ] 掲載されたCTR・CPCを、実数から計算し直して照合した
  • [ ] 期間中に入札・予算・広告を変えていないかを確認した
  • [ ] クリックが100件以上ある(未満なら参考程度にとどめる)
  • [ ] 成果まで書かれているか、未計測か、0件かを分けた
  • [ ] 自社の検索・SNS広告の値を、同じ定義・期間で出した
  • [ ] 見積もりの仮のCPCを高い側で置き、実績で置き換える日を決めた

よくある質問

Q. ChatGPT広告のCPCの相場はいくらですか。 決まった相場はありません。公式も、業種などをまたいだベンチマークはまだないとしています。よく引用される「1クリック3〜5ドル」も、目的がクリックのキャンペーンで上限入札を始めるときの推奨額で、実際に払うCPCではありません。当社が確認した国内の公開値のうち、期間全体の値が分かる4件では、CPCは79〜435円でした。商材・入札・時期で変わるため、見積もりでは高い側を置き、自社の実績で置き換えてください。

Q. CTRはどのくらいなら普通ですか。 基準はありません。実数の分かる公開値では、期間全体のCTRは国内で0.37〜1.45%、海外で0.35〜1.7%でした。国別や広告別では0.1%台から3%台まで開きます。自社の検索・SNS広告と同じ定義で比べ、CTRだけで媒体の良し悪しを決めないでください。

Q. 入札の上限を下げれば、CPCは下がりますか。 下がるとは限りません。実際に払う額は、関連性で重みづけした第二価格オークションで決まり、上限そのものではありません。国内では、上限を200円から50円まで下げながらCPCが下がって配信が続いた例がありますが、本人は主な理由をCTRの上昇と説明しています(個人サービスE)。公式は、低い入札は配信を絞り、予算を使い切れない原因になり得るとしています。入札の決め方は入札戦略の記事で扱っています。

Q. CPCやCTRは、配信を続けると変わりますか。 変わります。公開事例でも、初日・初週の値と期間全体の値が違いました。英国のPR会社AGはCTRが初日の0.48%から0.98%へ上がり(入札・予算・ヒント・広告を同時に変えたと本人が注記)、豪州の広告支援会社AKは初週の1.36%から下がりました。何を変えたかと合わせて読み、初日・初週の値では判断しません。比べる対象ごとに、クリック100件未満ではCTRの優劣を断定しないことを、当社は目安にしています。

Q. 海外の値を円に換算して使ってもよいですか。 当社は勧めません。同じ設計でも国によってCPCが4倍以上違った事例があります(クリック数の少ない国を含む値)。為替の時点でも値が変わります。日本の見積もりには、日本円の公開値と自社の実績を使ってください。

まとめ

  • CPC・CTRに公式のベンチマークはない。「1クリック3〜5ドル」は入札の初期値の推奨で、相場ではない
  • 国内で期間全体の値が分かる4件はCPC79〜435円・CTR0.37〜1.45%。平均は出さず、条件つきで読む
  • 値の差は、市場・入札・課金方式・広告・期間と量で生まれる
  • 自社の検索・SNS広告とは、定義・期間・課金方式・母数をそろえ、成果まで比べる
  • 見積もりは公開値の高い側で置き、最初の1〜2週間の実績で置き換える

自社の検索・SNS広告の数字と比べて、ChatGPT広告でどのくらいの予算を試すかを整理したい場合は、既存媒体のCPC・CTR・成果率をお手元に用意のうえ20分の無料相談をご利用ください。

出典

いずれも2026年10月7日〜8日に本文を確認しています。事例の数値は各社が公表した条件での結果で、当社は元の広告アカウントを監査していません。

変更履歴

日付

内容

2026年10月8日

初版。公式ヘルプ8本と公式事例1件、国内5件・海外19件の公開事例の本文を確認

次回確認予定:2026年11月上旬。 公式FAQのベンチマークの記述、日本円の推奨入札の有無、掲載元の数値の更新と新しい国内の公開事例を確認します。

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